旅慣れないけど、海外一人旅したい〜フィンランド&バルト三国 成田空港出発〜
昨日、ヘルシンキに到着しました。
ヘルシンキのゲストハウスにて、日本から持ってきた雑炊とお茶の朝ごはん。
窓の外を見るとカモメが飛んでいたり。
ああ、フィンランドはとても居心地が良い。
まだ誰も起き来ないゲストハウスのラウンジで、フィンランドでゆっくり、お茶を飲んでいる心地よい時間をかみしめる。
フィンランドヴァンター空港へついて、エアポートバスにのって窓の外を眺めているだけでも、体がほぐれて楽になっていく。居心地が良いというのは、きっとこういう事を言うのだろうなあ。
一人でフィンランドを旅するのは3回目。
1人で海外を旅しているというと、すごいねといってもらうことがあるけれど、カッチョ良いものでは全然なく、パニックったり、やりたい事を諦めたり、ぜんぜんいけてない。
英語も喋れないし、地図もろくに読めず。
挙句、時々、コミュ症も発生して、勇気がなくて道すら尋ねられない事もあるという情けない事この上ないのです。
空港からホテルに着くまで、いったい何人の人に助けてもらっただろう。
私が海外1人旅をできているのは、フィンランドの人達が優しくあたたかいお陰。
ゲストハウスに行く途中、案の定、迷う。目的地周辺をぐるぐる回っていたようで、5人位の人に聞いて、どうにかたどり着く。
ホステルの入り口でブザーを鳴らすのですが、よく分からなくて、入り口の英語の案内文を見ていたら(勿論、半分くらいは読めない)、入れ墨バリバリのロックなお兄ちゃんがこうするんだよとブザーを押してくれた。
ブザーを押して待っている間、応答が無かったのかしばらく立ち尽くしていたら、また、通りすがりの別のおじちゃんが、こうするんだよとブザーを押してくれたり。
やっぱり。この国の人たちが大好き!と思う。
はじめての男女混合ドミトリーに若干戸惑いつつも、優しいマダムにチェックインの際色々説明してもらい(半分くらいは英語理解できず…笑)ああ、フィンランドに来てよかったなあと、ゲストハウスについただけたのに、そんな事を思う。
こんな風に穏やかな時間を過ごせるなんて、夢のようと思う。旅ができていることもそうだけど、出国前のトラベルブルーやら、手続き関連でやらかして、青ざめたまま飛行機で飛び立ってしまったのです。
今回のホテルの移動は10以上。
移動も、飛行機、バス、鉄道と盛り沢山。
ネット経由で個人で手配したけど、手配量は結構多い。
もろもろの手続きを終えて、バウチャーの印刷もして、旅関連の手配が終わったのが当日の午前三時頃。残すところは海外旅行保険だけ。
保険会社に勤めている友人に教えてもらった保険にはいろうと思っていたのですが、当日でも加入オッケーという都合の良い文字が目につき、時間も時間だし、このまま寝ないで空港へいって、空港のWi-Fiでのんびり手配…のはずだった。
一応、クレジットカードに付帯の保険があって、これで良いのかな〜よく分かんないけど!と、とりあえず、クレジットカードが送られてきたときに封入されていた保険内容が日本語でかかれたチラシと、他の手配の過程でUSBメモリを使っていたので、なんとなくそれをもって空港へ。
友人に相談して、損保ジャパンのoffという保険を教えてもらう。一応空港カウンターで保険について聞いてみるも、4万円近い。
教えてもらった保険料をみると、1万9000円位。教えてもらった保険に加入しよう、最悪、搭乗ゲート内に保険の自販機もあるし…とカウンターでは購入せず、搭乗ゲートへ。
よ〜し、加入するぞ〜と、念のため、再度、ラトビア大使館のホームページを見て、見落としていた一文に気がつく。
渡航時には保険の内容を証明する英文の書類を携帯してください。
英文の…書類!!?
英文の書類〜〜〜!!!
考えてみれば当たり前なのにです。だって、日本語で書かれてたって、現地の人は読めないですからね。
保険の加入書類のチェックは必ずある訳ではないようですが、抜き打ちチェックがまれにあり、中には入国させてもらえないケースもあるようです。
空港には早めについたはずが、テラスで飛び立つ飛行機を見て、うぁー!
↑飛行機低空飛行中
とかやってたり、ぼーっとしているうちに、結構時間もたっていた。
英文の証明書が必要という事に気がついた時には、搭乗時間まで20分を切っていた。
スマホしか持ってない。
あと、何となく持ってきたUSBメモリ。
青ざめて方々へ電話しまくるも、(ご迷惑をおかけした方々、本当すみません…。そして感謝してます)スマホで加入はできそうだけど、英文の証明書を紙ベースで手に入れるというのがネックになった。
確実に保険加入&必要書類が手に入る保険のカウンターは、搭乗ゲートの外。そう、高くて加入しなかったあのカウンター…。
搭乗ゲート内の自販機での保険加入は今回は渡航日数が長くて機械での加入は不可。
※1ヶ月以内のようです
保険会社に問い合わせたところ、今の状況だと、やはりネット申し込みという選択肢になる。ただし、証明書は手続きが終わった後の画面にだけ出てきて、それを自分でプリントアウトする。メールでは送られて来ず、あくまで申込終了後の画面に出てくるのみ。
個別の、証明書のメール送付はできないとの答えでした。画面を見せる…という手も考えましたが、基本は紙ベースでなので…と。
ギャーーー!どうしよう!!!
解決しないまま、搭乗時間になってしまう、しかも、なんか私呼び出されている??
パニクる、パニクる。
※航空会社からの呼び出しは、チケットがうまく発券できてなかったので、お渡ししますねの呼び出しでした。そういえばレシートみたいなのしかもらって無かったな…。
もう、どーーーしよー!とパニックってるうちに搭乗時間になる。入国できなかったらどうしよう、キャンセル料かかるけど、こういう風に旅を組み直して…とかシュミレーション。
不安から、機内食も喉を通らない、外の景色をら見たくて抑えた窓際の席なのに、景色を見る気もしない。
あ〜!準備不足やポンコツな自分を呪いながら、ひたすらブルーになる。
駄目元で、自分の席の周囲の人に相談してみる。直接、解決には至らなかったけども、話すことで楽になったし、そんなんどうにでもなるでしょう!と言ってもらえた事で気持ちが楽になりました。
それをきっかけに、隣の席のエンジニアをしている、バリバリの理系の紳士と会話が弾んで、楽しい時間を過ごすことができました。
北欧に本社がある電子関係の会社で働いていて、デンマークに出張に行かれるとか。
爆睡して、おしゃべりをしているうちに気持ちも落ち着いて、まあ、どうにでもなるか〜という気持に。
日本人向けの個人ガイドさんや、現地在住の日本人の方とのマッチングサイト、フィンランドに窓口を置いてる日本の旅行代理店など、色々あるようだし。数万〜5万円位ロスがあるけど、最悪、旅行日程を組み直そう。
別に失敗しても、良いじゃないか。
日本の旅行代理店や、海外保険に入れる環境は空港にはない(そりゃそうだ)プリントアウトできる環境はラウンジの利用ができるけど、使用料が4000円〜5000円との事でした。ただ、空港には無料のWi-Fiはありますとの事でした。
あれ、前来た時はWi-Fi有料だった気が?乗継の際ネットは使用できないと思っていたから、それが分かっただけでも、嬉しい。
乗継まで2時間程度だったので、スカンジナビア航空のお姉さんにお礼を言って、別の手段を考えることに。
新たな保険の加入しても、証明書の発行が難しそうなので、クレジットカード付帯の保険のほうに焦点を当ててみることに。
IT社会に感謝しつつ、IP電話のアプリを空港でダウンロードして、クレジットカードの保険の窓口へ電話してみることに。
IP電話は音声品質が良いので050plusを使用したかったのですが、SMS認証が必要のようなので諦める事に。
24時間の窓口を用意されていることに、感謝、すぐ繋がった!
事情を説明すると、メールで英文の書類を送ってもらえることに。通常発行には一週間かかるところを、考慮していただき、次の日には、保険会社連絡が来て、1日で必要書類を送ってもらえました。
あとは、プリントアウトするだけ…!
プリントアウトの件はまだ解決してないけど、多分どうにかなりそうかな…。
1番の心配ごとが解決しそうで安心したら、あれ?なんか軽いと思ったら衣類などが入ったリュックを置き忘れてたり、乗継じゃなくて入国用の窓口に行ってしまったせいで、入国スタンプが不自然に押されて二重線がひかれてて、審査官に「なんだこれ?」みたいなこと言われたり。
テロが続いているせいか、以前ほどのゆるゆるさでは無かったけど、何事もなく入国できました。
そういえば昔、ツアーで行ったハンガリーでは英語の喋れない子供が他人のパスポートを使って旅してる疑惑をかけられて、ツアーガイドさんが必死に説明してくれた事もあったな…。
さ〜散歩にでもでかけるか〜!